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このサイトでは、レクサスのエンジンや搭載モデル、搭載技術についてまとめています。
情報量が多くても、直感的にわかるようなサイト構成を目指しています。
今回は、レクサスの2AR-FXE型エンジンについて紹介していきます。
2AR-FXE型エンジンはレクサスの直列エンジン4気筒2.5Lハイブリッド用のエンジンで、搭載されている代表的なモデルはNX300hです。
目次
レクサス2AR-FXE型エンジンのスペック
まずは、レクサス2AR-FXE型エンジンのスペックについてまとめます。
レクサス2AR-FXE
直列4気筒 DOHC 16バルブ VVT-i
最高出力:112kW(152PS)/5,700rpm
最大トルク:206Nm(21.0kgf・m)/4,400-4,800rpm
このエンジンにはアトキンソンサイクルが採用されており、高い熱効率を誇ることが特徴です。
また、このエンジンはハイブリッドシステムと組み合わされ、システム出力で3.0L相当の動力性能を発揮します。
レクサス2AR-FXE型エンジンの搭載技術
レクサスの2AR-FXE型エンジンには、アトキンソンサイクルが搭載されています。
では、アトキンソンサイクルとは何なのかについて説明します。
アトキンソンサイクル
アトキンソンサイクルは、圧縮比より、膨張比を大きくする技術のことで、熱効率をアップさせます。
まずは、普通のガソリンエンジンのサイクルを見てください。
通常のガソリンエンジンでは、吸気が終わると吸気バルブが閉じて圧縮工程に入ります。
つまり、吸気量は排気量と同じで、圧縮比と膨張比も同じになります。
次に、アトキンソンサイクルの場合を見ていきます。
アトキンソンサイクルのサイクルは次の図になります。
アトキンソンサイクルの場合には、圧縮工程になっても、吸気バルブが開いたままになります。
したがって、圧縮工程でピストンが上昇する過程で、吸気バルブからエンジン内の空気が逆流して流出します。
ピストン上昇中に吸気バルブが閉じ、実際の排気量よりも少ない吸気量で圧縮、燃焼します。
最後に膨張行程では、通常のガソリンエンジンと同じだけ膨張します。
これにより、アトキンソンサイクルの場合には、実際の排気量よりも吸気量は少なくなり、燃費が良くなります。
また、圧縮比よりも膨張比が大きくなることで、熱効率が良くなる効果もあります。
総合的に、エンジンの燃費、熱効率が良くなるエンジンです。
レクサス2AR-FXE型エンジンの搭載モデル
最後に、レクサス2AR-FXE型エンジンの搭載モデルについて紹介します。
初代レクサスNX300h
2AR-FXE型エンジンは、初代レクサスNX300hに搭載されています。
直列エンジン4気筒2.5Lハイブリッドで、システム最高出力は3.0L車並みとなります。
スタイリッシュなSUVをイメージして開発されたレクサスNXには最適で、ストップ&ゴーの多い都会でもキビキビ走ることができます。
→初代レクサスNXの詳細記事