レクサス2UR-GSE型エンジン(レクサスのV8 5.0Lエンジン)

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このサイトでは、レクサスのエンジンや搭載モデル、搭載技術についてまとめています。

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今回はレクサス2UR-GSE型エンジンです。

2UR-GSE型エンジンは、レクサスのV8 5.0Lエンジンで、GS F、RC F、IS Fに代表されるレクサスのハイパフォーマンスモデルに搭載されるエンジンです。

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レクサス2UR-GSE型エンジンのスペック

まずは、レクサス2UR-GSE型エンジンのスペックを見ていきます。

初代レクサスLC500の2UR-GSE

V型8気筒 DOHC 32バルブ デュアルVVT-iE <D-4S>

V型エンジン8気筒5.0L

最高出力:351kW(477PS)/7,100rpm

最大トルク:540Nm(55.1kgf・m)/4,800rpm

初代レクサスLC500に搭載された2UR-GSE型エンジンのスペックです。

GS F、RC Fに搭載されているスペックとは、最大トルクの発生回転数において差がありますが、車両サイズの違いから、排気管の取り回しに差が出た結果と考えられます。

最高出力の477馬力を、7100rpmで発揮する、大排気量エンジンでは珍しい高回転型エンジンになっています。

初代GS F、RC Fの2UR-GSE

V型8気筒 DOHC 32バルブ デュアルVVT-iE <D-4S>

最高出力:351kW(477PS)/7,100rpm

最大トルク:530Nm(54.0kgf・m)/4,800-5,600rpm

レクサスGS F、RC Fに搭載されている2UR-GSE型エンジンのスペックです。

LC500と同じく、最高出力の477馬力を、7100rpmで発揮する、大排気量エンジンでは珍しい高回転型エンジンになっています。

高回転型エンジンにしつつも、幅広い回転域で太いトルクを生み、最高出力発生回転数の7100rpmまで軽快に吹けあがるのが魅力のエンジンです。

初代IS Fの2UR-GSE

V型8気筒 DOHC 32バルブ デュアルVVT-iE <D-4S>

最高出力:311kW(423PS)/6,600rpm

最大トルク:505Nm(51.5kgf・m)/5,200rpm

レクサスIS Fに搭載された2UR-GSE型エンジンです。

上記のレクサスLC500、GS F、RC Fと比べると、1世代前のモデルになるので、エンジンスペックは劣っていますが、それでも最高出力の423馬力はアメリカンマッスルカー並みのエンジン性能で、小柄なISの車体に搭載し、刺激的なモデルでした。

初代レクサスIS F ダイナミックスポーツチューニングの2UR-GSE

V型8気筒 DOHC 32バルブ デュアルVVT-iE <D-4S>

最高出力:316kW(430PS)/6,600rpm

最大トルク:505Nm(51.5kgf・m)/5,200rpm

初代レクサスIS Fのハイチューンモデルである、IS F ダイナミックスポーツチューニングに搭載された2UR-GSE型エンジンです。

べースモデルのIS Fに比べて、7馬力向上し、最高出力は430馬力になりました。

最高出力の向上で高回転域での伸びが増し、大排気量自然吸気エンジンの魅力をさらに高めたモデルであるといえます。

レクサス2UR-GSE型エンジンの搭載技術

レクサス2UR-GSE型エンジンの搭載技術を見ていきます。

直噴システム

直噴システムは、シリンダー内に直接燃料を噴射することにより、燃料の気化熱を利用してシリンダー内の温度を下げることができます。

これにより、対ノック性能が向上し、高圧縮比のエンジンを設計することが可能になります。

圧縮比を上げることはエンジンの熱効率そのものに影響するので、より高効率、高出力のエンジンが実現できます。

D-4S

トヨタ独自の技術であるD-4Sは、エンジンの運転状況に応じて、直噴とポート噴射を切り替えるものです。

上でも書いたように、直噴エンジンは高効率、高出力なエンジンになりますが、シリンダー内に直接エ燃料を噴射することになり、高回転時には噴射した燃料の均質性が取れず、高回転に追従する高圧燃料噴射装置が必要になり、高コストになるほか、振動も発生しやすいといったデメリットが発生します。

これにより、直噴エンジンだけでは高回転馬力を発揮させることができません。

そこで、運転状況に応じて直噴とポート噴射を切り替えることで、直噴、ポート噴射のいい部分のみを引き出すことで、低回転時から高回転域という幅広い回転域で優れた動力性能を発揮させることに成功した技術です。

レクサス2UR-GSE型エンジンの搭載モデル

最後に、レクサス2UR-GSE型エンジンの搭載モデルを紹介します。

初代レクサスLC500

レクサスLSベースのクーペです。

フルサイズセダンのLSをベースにしたゆとりのボディと、V8 5.0Lのレクサス最高峰のパワーユニットが、上質な走りを実現します。

型式 グレード エンジン 排気量 スペック
100系 LC500h 8GR-FXS V6 3.5L HV 359PS
LC500 2UR-GSE V8 5.0L NA 477PS

初代レクサスGS F

2UR-GSE型エンジンは、2代目レクサスGSがベースのスペシャルモデル、レクサスGS Fにも搭載されます。

レクサスのドライバーズカーであるGSでは唯一のV8エンジン搭載モデルであり、ゆとのドライビング性能と官能的なV8サウンドが魅力です。

型式 グレード 搭載エンジン 排気量 スペック
10系 GS F 2UR-GSE V8 5.0L NA 477PS
GS450h 2GR-FXE V6 3.5L HV 348PS
GS350 2GR-FSE
2GR-FKS
V6 3.5L NA 315PS
318PS
GS300h 2AR-FSE L4 2.5L HV 220PS
GS250 4GR-FSE V6 2.5L NA 215PS
GS300/GS200t 8AR-FTS L4 2.0L Turbo 245PS

初代レクサスRC F

初代レクサスRC Fは、レクサスのRCをベースに開発されています。

レクサスRCは、オープンカーおレクサスIS Cをベースにクーペ化されたクルマで、高い車両剛性が魅力です。

レクサスRC Fでは、軽量、高剛性の車体と、高出力な2UR-GSE型エンジンで、クイックでパワフルなドライブが愉しめます。

型式 グレード エンジン 排気量 スペック
10系 RC F 2UR-GSE V8 5.0L NA 477PS
RC350 2GR-FKS V6 3.5L NA 318PS
RC300h 2AR-FSE L4 2.5L HV 220PS
RC300/RC200t 8AR-FTS L4 2.0L Turbo 245PS

初代レクサスIS F

初代レクサスIS Fは、レクサスISをベースに開発されました。

レクサスのFモデルを開拓したモデルで、流線型のボディと、エッジの効いたダクトは、正統派スポーツセダンで、今でもファンに人気のあるモデルです。

型式 グレード 搭載エンジン 排気量 スペック
20系 IS F 2UR-GSE V8 5.0L NA 423PS
IS350 2GR-FSE V6 3.5L NA 318PS
IS250 4GR-FSE V6 2.5L NA 215PS

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