レクサス2GR-FXE型エンジン(レクサスのV6 3.5Lハイブリッド用エンジン)
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今回は、レクサスのエンジンである2GR-FXE型エンジンについて紹介します。
2GR-FXEは、縦置きエンジン仕様と横置きエンジン仕様があり、エンジンスペックも異なります。
レクサス2GR-FXE型エンジンのスペック
まずは、レクサスの2GR-FXE型エンジンのスペックについて紹介します。
レクサスGS450hに搭載された縦置き型2GR-FXE
BEAMS V型6気筒 3.5L DOHC 24バルブ Dual VVT-i (D-4S)
最高出力:217kW(295PS)/6,000rpm
最大トルク:356Nm(36.3kgf・m)/4,500 rpm
このエンジンは、レクサスGS350に搭載されている2GR-FSE型エンジンを、ハイブリッドシステムとの協調制御を施したエンジンです。
エンジン単体でも295馬力あり、ハイブリッドシステムの中でもパワフルな部類になります。
レクサスRX450hに搭載される横置き型2GR-FXE
BEAMS V型6気筒 3.5L DOHC 24バルブ Dual VVT-i
最高出力:183kW(249PS)/6,000rpm
最大トルク:317Nm(32.3 kgf・m)/4,800rpm
このエンジンは、RX350に搭載されている、V6 3.5L横置きの2GR-FE型エンジンをべースに開発されています。
重量感のあるRXの車体を動かすために、最高出力よりも実用的なトルクを重視したセッティングになっています。
2GR-FXEの搭載技術
次に、レクサス 2GR-FXEの搭載技術について見ていきます。
直噴システム
直噴システムは、シリンダー内に直接燃料を噴射することにより、燃料の気化熱を利用してシリンダー内の温度を下げることができます。
これにより、対ノック性能が向上し、高圧縮比のエンジンを設計することが可能になります。
圧縮比を上げることはエンジンの熱効率そのものに影響するので、より高効率、高出力のエンジンが実現できます。
D-4S
トヨタ独自の技術であるD-4Sは、エンジンの運転状況に応じて、直噴とポート噴射を切り替えるものです。
上でも書いたように、直噴エンジンは高効率、高出力なエンジンになりますが、シリンダー内に直接エ燃料を噴射することになり、高回転時には噴射した燃料の均質性が取れず、高回転に追従する高圧燃料噴射装置が必要になり、高コストになるほか、振動も発生しやすいといったデメリットが発生します。
これにより、直噴エンジンだけでは高回転馬力を発揮させることができません。
そこで、運転状況に応じて直噴とポート噴射を切り替えることで、直噴、ポート噴射のいい部分のみを引き出すことで、低回転時から高回転域という幅広い回転域で優れた動力性能を発揮させることに成功した技術です。
レクサス2GR-FXE型エンジンの搭載モデル
レクサス2GR-FXE型エンジンの搭載モデルを紹介します。
2代目レクサスGS450h
2GR-FXE型エンジンは、レクサスのグランドツーリングセダンであるGS450hに搭載されています。
ハイブリッドシステムのモーターアシストにより、途切れのない加速と、俊敏な瞬発力が魅力です。
また、高速道路追い越し車線でアクセルを踏み込めば、レクサスのV6エンジンが奏でる官能的なサウンドが目を覚まし、至福のドライブフィールを堪能できます。
初代レクサスRX450h
初代レクサスRX450hには、横置き型の2GR-FXE型エンジンが搭載されています。
2代目レクサスRX450hでは、エンジンは2GR-FXS型エンジンになりました。