レクサス1UR-FSE型エンジン(トヨタのV8 4.6Lエンジン)について
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今回は、レクサスの1UR-FSE型エンジンについて紹介します。
レクサス1UR-FSE型エンジンは、レクサスのV8 4.6Lエンジンであり、レクサスのフラッグシップモデルであるLS460や、グランドツーリングセダンであるGS460など、レクサスの上級モデルにのみ搭載されています。
1UR-FSEのスペック
1UR-FSEエンジンのスペックを紹介します。
レクサス 1UR-FSE
V型エンジン8気筒4.6L D-4S
エンジンはすべてV8 4.6Lエンジンです。
D-4Sの技術も搭載されます。
では、歴代のレクサスモデルでの1UR-FSE型エンジンのスペックを見ていきましょう。
初代レクサスLS460に搭載されたスペック
最高出力:283kW(385PS)/6,400rpm
最大トルク:500Nm(51.0kg-m)/4,100rpm
初レクサスLS460(AWDモデル)に搭載されたスペック
最高出力:270kW(367PS)/6,400rpm
最大トルク:473Nm(48.2kg-m)/4,100rpm
初代レクサスGS450に搭載されたスペック
最高出力:255kW(347PS)/6,400rpm
最大トルク:460Nm(46.9kg-m)/4,100rpm
初代レクサスLS460(メジャーチェンジ後)に搭載されたスペック
最高出力:288kW(392PS)/6,400rpm
最大トルク:500Nm(51.0kg-m)/4,100rpm
初代レクサスLS460(AWDモデル、メジャーチェンジ後)に搭載されたスペック
最高出力:272kW(370PS)/6,400rpm
最大トルク:477Nm(48.6kg-m)/4,100rpm
1UR-FSEの搭載技術
レクサス 2UR-FSEの搭載技術
次に、2UR-FSE型エンジンの搭載技術を見ていきます。
直噴システム
直噴システムは、シリンダー内に直接燃料を噴射することにより、燃料の気化熱を利用してシリンダー内の温度を下げることができます。
これにより、対ノック性能が向上し、高圧縮比のエンジンを設計することが可能になります。
圧縮比を上げることはエンジンの熱効率そのものに影響するので、より高効率、高出力のエンジンが実現できます。
D-4S
トヨタ独自の技術であるD-4Sは、エンジンの運転状況に応じて、直噴とポート噴射を切り替えるものです。
上でも書いたように、直噴エンジンは高効率、高出力なエンジンになりますが、シリンダー内に直接エ燃料を噴射することになり、高回転時には噴射した燃料の均質性が取れず、高回転に追従する高圧燃料噴射装置が必要になり、高コストになるほか、振動も発生しやすいといったデメリットが発生します。
これにより、直噴エンジンだけでは高回転馬力を発揮させることができません。
そこで、運転状況に応じて直噴とポート噴射を切り替えることで、直噴、ポート噴射のいい部分のみを引き出すことで、低回転時から高回転域という幅広い回転域で優れた動力性能を発揮させることに成功した技術です。
1UR-FSEの搭載モデル
レクサスにおける1UR-FSEエンジンの搭載モデルを紹介します。
1UR-FSEエンジンは、V8 4.6Lエンジンなので、実質的にLSやGSなどのレクサスの上級モデル~フラッグシップモデルにのみ搭載されます。
レクサスLS460
レクサスのフラッグシップセダンです。
セルシオの後継モデルであり、レクサスの国内導入によりLSになりました。
レクサスGS460
レクサスの上級セダンです。
位置づけ的にはISとLSの間に位置します。
LSよりもスポーツセダン寄りの位置付けであり、週末のドライブを、高級感に満ちた特別なものにしてくれます。
※写真はGS430