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このサイトでは、レクサスのエンジンや搭載モデル、搭載技術についてまとめています。
情報量が多くても、直感的にわかるようなサイト構成を目指しています。
今回は、レクサスのV6 2.5Lエンジンである、4GR-FSE型エンジンについて紹介します。
目次
レクサス4GR-FSEのスペック
まずは、レクサス4GR-FSE型エンジンのスペックについて紹介します。
レクサス4GR-FSE
V型6気筒 DOHC 24バルブ Dual VVT-i (D-4)
最高出力:158kW(215PS)/6,400rpm
最大トルク:260Nm(26.5kgf・m)/3,800rpm
レクサスン4GR-FSE型エンジンは、V6 2.5Lエンジンとしては標準的なスペックとなっています。
この4GR-FSE型エンジンは、のちにダウンサイジングターボエンジンの8AR-FTS型エンジン(2.0Lターボ)に置き換えられました。
4GR-FSEの搭載技術
次に、4GR-FSE型エンジンの搭載技術を見ていきます。
直噴システム
直噴システムは、シリンダー内に直接燃料を噴射することにより、燃料の気化熱を利用してシリンダー内の温度を下げることができます。
これにより、対ノック性能が向上し、高圧縮比のエンジンを設計することが可能になります。
圧縮比を上げることはエンジンの熱効率そのものに影響するので、より高効率、高出力のエンジンが実現できます。
D-4S
トヨタ独自の技術であるD-4Sは、エンジンの運転状況に応じて、直噴とポート噴射を切り替えるものです。
上でも書いたように、直噴エンジンは高効率、高出力なエンジンになりますが、シリンダー内に直接エ燃料を噴射することになり、高回転時には噴射した燃料の均質性が取れず、高回転に追従する高圧燃料噴射装置が必要になり、高コストになるほか、振動も発生しやすいといったデメリットが発生します。
これにより、直噴エンジンだけでは高回転馬力を発揮させることができません。
そこで、運転状況に応じて直噴とポート噴射を切り替えることで、直噴、ポート噴射のいい部分のみを引き出すことで、低回転時から高回転域という幅広い回転域で優れた動力性能を発揮させることに成功した技術です。
レクサス4GR-FSEの搭載モデル
次に、レクサス4GR-FSE型エンジンの搭載モデルを紹介します。
IS
※画像はIS350
型式 | グレード | 搭載エンジン | 排気量 | スペック |
20系 | IS350 | 2GR-FSE | V6 3.5L NA | 318PS |
IS250 | 4GR-FSE | V6 2.5L NA | 215PS | |
30系 | IS350 | 2GR-FSE | V6 3.5L NA | 318PS |
IS300h | 2AR-FSE | L4 2.5L HV | 220PS | |
IS250 | 4GR-FSE | V6 2.5L NA | 215PS | |
IS300/IS200t | 8AR-FTS | L4 2.0L Turbo | 245PS |
2代目レクサスGS250
型式 | グレード | 搭載エンジン | 排気量 | スペック |
190系 | GS460 | 1UR-FSE | V8 4.6L NA | 347PS |
GS450h | 2GR-FSE | V6 3.5L HV | 345PS※ | |
GS430 | 3UZ-FE | V8 4.3L NA | 280PS | |
GS350 | 2GR-FSE | V6 3.5L NA | 315PS | |
10系 | GS450h | 2GR-FXE | V6 3.5L HV | 348PS |
GS350 | 2GR-FSE 2GR-FKS |
V6 3.5L NA | 315PS 318PS |
|
GS300h | 2AR-FSE | L4 2.5L HV | 220PS | |
GS250 | 4GR-FSE | V6 2.5L NA | 215PS | |
GS300/GS200t | 8AR-FTS | L4 2.0L Turbo | 245PS |
※ハイブリッド車はシステム最高出力